低身長症とその原因について

身長の伸びが悪く、周囲に比べて極端に小さくなってしまう病気を「低身長症」といいます。この「低身長症」は、一体何によって引き起こされるのでしょうか?

低身長症の原因として考えられるものに、まず「成長ホルモン分泌不全」があります。成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌され、骨に作用して身長を伸ばす物質ですが、この成長ホルモンの分泌が悪いと、身長の伸びが悪くなり、低身長症を引き起こしてしまいます。この場合、成長ホルモンを注射によって投与する治療が行われます。

他にも、染色体の異常による「ターナー症候群」や「プラダー・ウィリー症候群」、「慢性腎不全による低身長症」、骨の異常による「軟骨異栄養症」、出生時から身長が小さく2~3歳になっても周りの子に追いつかない「SGA性低身長症」の場合には、成長ホルモンが有効なので、ホルモン注射による治療が行われます。

成長ホルモン治療は、できるだけ早く始める方が効果も出やすいので、身長の伸びに異常があることにどれだけ早く気づき、受診して治療を始めるかというのが鍵になってきます。
また、突発性の下垂体性小人症というものがあり、原因ははっきりしていませんが、この病気の約5パーセントは脳腫瘍の可能性が疑われます。言うまでもなく早期発見と治療が望ましいので、身長の伸びが急に悪くなった場合などは、すぐに小児科を受診するようにしましょう。

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